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ダイヤモンドリングを作ります。どうやって作るのか?とボクも思っていました。
と言うのは、小さい時から、部分部分の仕事は見ていても、全体の作業はなぜか見たことがなかったのです。
今回初めて見たわけですが、驚きの連続でとても勉強になりました。
なお、これは職人さんの手作りの作り方になるので、職人さんによってそれぞれ工程は違うかもしれません。
それから、一般の宝石店の商品は、「キャスト」と言われる大量生産方式で作られる場合もあります。
今回は、あくまでボクの父の手作りの作品になります。 |
プラチナの延べ棒からダイヤモンドの指輪へ

このプラチナの塊を熱して叩く!納得いくまで何度でもです。
そして、先端を丸く整形していきます。 |
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台座作り
ダイヤモンドを留める台座を作ります。私達の専門用語では「石枠」といいます。
丸く整形したプラチナにまず、軽く切り込みを入れます。この切れ込みは、爪を作る時の基準になります。 |
| 見ていると簡単そうに見えるんですが、実は物凄く地金って固いんです!凄い力が入ってて、ちょっと切るだけでも腕がしびれてしまうんですよ。もちろん、父は慣れているせいか大丈夫みたいです(^^) |
爪を作ります
リューターと呼ばれる電気ドリルで、真ん中に穴を開け、マジックで線を入れ、糸ノコで切り込みを入れます。でも、全部を切ってしまうのではなく、少し斜めに切り込みを入れるのです。
それから、1度台座を切り落とします。その理由は後ほど。 |
そして、切り落とし、切込みを入れた爪の台座を、先のとがった鉛筆のような棒で、上から叩きます。
| そうすると、不思議なことに、5本の爪が出来上がるのです。斜めに入れた切込みのお陰で、爪がばらけずに済んだのです。一応、ダイヤモンドを乗せてみました(^^)まだまだ、爪が太くて不細工ですが、ここからが凄いのです。 |
さて、ダイヤモンドを外して、再びさきほど切り落としたはずの棒に付け直します。
このロー付けといわれる作業なんですが、火の加減を間違えると、地金が溶けたり、うまくローが回らなかったりと見かけより簡単ではないんです。
それにこのバーナーは酸素を使って火力を上げているため、調整がなれないと難しいのですが、まさに道具と一体になっているんでしょうね。 |
糸ノコで軽く切り込みを入れ、それを基準にまず荒くヤスリで削り、次に細いヤスリで爪を細くします。ひたすら「削る!削る!削る!」の繰り返しです。
そして、やっと終わると爪の形が見えてきました(^^)始めは何の形か見えなかったんですが、最後に見るとまさに「爪!」
あの、地金の塊りからこの爪が出来るなんて不思議なんですが、指輪作りはこれで終わりません。まだ爪自身が太いので、リューターといわれる、電気ドリルの先をヤスリに変えて細くしていきます。 |
| そして、出来上がったのがこの5本爪の石枠。始めと比べると物凄く細くなっているでしょ?とりあえず、石枠作りはこれで終了。次は腕を作ります。 |
指輪の腕を作ります
さて、指輪の腕を作るのですが、決して始めから腕があるわけではないので、もちろんプラチナの塊りから作ることになるのです。
今回作る事になるのは、左の5本爪の指輪の、腕のデザインは少し太めなので細くしたいとの要望でした。と言うわけで、この写真の左の指輪、5本爪の台座で、腕が右下の6本爪のように、絞り込まれているデザインを作ります。 |
熱して叩き、また熱して叩く。これの繰り返しです。指輪作りのほとんどがこの基本作業なのです。
これを怠ったり、しないことにはいい指輪は出来ません。 |
そして、思い通りの細さになったところで、型に入れ叩いて形を出し、丸く整形。整形も何も使わず、ヤットコといわれるペンチのようなものだけで、真円にしていきます。
素人がやると全然出来ません。ちなみにボクもやりますが、何をどうやっても出来ないんです(^^;)
どうやら神の領域みたいです。。。 |
軽く整えある程度真円になったところで、芯棒と言われる棒に入れ、木づちで叩いていきます。ボクは何でこれをするのか分かりませんでしたが、実はかなり重要な作業でして、叩いた時の音を聞きながら、指輪が本当に真円なのか確かめているのです。
少しでも音が違ったりすると、そこを軽く叩き芯棒との隙間をなくして、本当の真円にしていくのです。 |
| 出来たところで、腕の外側を丸くしていきます。丸くするには、専用のヤスリがあり、やはり内側がえぐれて丸くなっています。力は入れずに軽く磨くように削るのがコツです。 |
最後にリューターで磨き、腕つくりは完成。右側は先ほど作った石枠です。そして、石枠と腕をロー付けをし、接合します。
で・・・接合するところなんですが、写真が撮れませんでした・・・申し訳ありませんm(__)mそんな訳で、次で接合した後の写真をご覧下さい(^^;) |
まだ、後の作業のことを考え、仮止めなんですが、ダイヤモンドを乗せてみました。
普通に見てみると、これでダイヤモンドを留めてしまえば完成と思われがちですが、そんな事はありません。 |
さらに細かく磨いて磨いて磨きます
| リューターで爪の内側を磨き、腕の部分も磨きます。爪の内側は、ダイヤモンドを留めてしまうと磨けないので、ここで一番念入りに磨きます。そして、磨き終えたの物が一番下の写真。全体的に地金が締まり、ツヤも出てきました。 |
ダイヤモンドを留めます
| ダイヤモンドを留める場合も、やはり準備から。準備を怠るといいものは出来ません。まず、内側を磨き、糸ノコで爪の一本一本にダイヤモンドを引っ掛ける「溝」を彫ります。 |
そしてダイヤモンドを留めるわけですが、ここでもひと手間かけます。
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この道具は、針金を細くするための道具なんですが、この穴に爪の開いた石枠を入れて一連の作業で外側に開いた地金の力の向きを内側に向けます。
これで、何かが引っかかっても爪が外側に外れにくくダイヤが飛ばないようにするのです。 |
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| これが終わってやっと留めるわけです。これも純粋に手の力を使い、一本づつ爪を曲げます。力加減も「強すぎず弱すぎず」と経験が頼りなんです。 |
そうやって石留めが出来ました。もうほとんど完成です。
| ヤスリで爪を綺麗に整えて磨き、さらにもう一度整えて磨きます。だんだんと爪を丸く引っかかりを少なくしていきます。ちなみに段階を踏んだ画像が下です。 |
| だんだんと爪が丸く細くなっているのが分かるでしょうか?爪の位置もしっかりと内側を向くように調整しています。 |
最後の仕上げです
| バフで全体を細かく磨き、綺麗に光るように細かく磨きます。綺麗になったら、ダイヤモンドの刻印を入れ、もう一度内側を磨きます。 |
完成!

やっと出来上がりました(^^)綺麗でしょ?
こうやってダイヤモンドリングは作られるのです。職人の技と魂の入ったダイヤモンドリング。当店はこのようにして、一本一本作っています。きっと気に入っていただけると思っています。 |
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