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宝石は自然の産物であり、一粒一粒特徴が異なるため、製造工程の完全な定形化は、ジュエリーの美しさを損なうことになります。
優れたジュエリーを作るには、企画時に、宝石の特徴を把握して、石留め、貴金属との組み合わせを工夫し、加工や仕上げの段階においても、イメージや自分の想いを商品に反映させることが重要です。
ここでは、ジュエリーの製造工程を見ていきましょう。 |
手作りによるジュエリー制作は、一品物を作る時に欠かせない伝統的ジュエリー技法です。
次項に述べるロスト・ワックス・キャスティング法でジュエリーを生産する場合にも、金属原型を用いる時にはこの手作り法で原型を作ります。
手作り法のジュエリー制作のルーツは江戸時代のかざりの技法までさかのぼるほど、長い歴史を持つ技法です。当時はかざりの技術で簪(かんざし)や帯留めなどの和風装身具を作っていました。
明治時代以降は洋風装身具を制作するのにこの技術を応用し、明治時代後期から大正時代にかけて石留めの技術なども導入され、現代の糸ノコ、ヤスリ、ろう付け、石留めを主体をする手作り法の基盤が完成しました。 |
| 1.地金を溶かす |
バーナーで金属を溶かし、棒状にします。 |
| 2.叩いて伸ばす |
地金を叩き鍛えながら形作っていきます。 |
| 3.形を作る |
デザインに合わせたパーツを一つ一つ作っていきます。 |
| 4.成形する |
作ったパーツを合わしていきます。 |
| 5.石留め |
爪を倒し、爪の先端等をキサゲやヘラで整えます。 |
| 6.仕上げ、完成 |
バフ等をかけ、洗浄して完成です。 |
ジュエリーのロスト・ワックス・キャスティング法は、戦後アメリカで発達し、日本では昭和40年以降に隆盛したジュエリー製作法です。
この方法での特長として、ゴム型の開発により量産を可能にし、ジュエリー制作の低コスト化に貢献したことがあげられます。
コフレジュエリーの多くの商品は、まず、元となる原型を職人さんが手作りし、この方法を使って作られています(^^)
言わば職人さんの遺伝子を受け継ぐ方法ですね(^^) |

| 1.原型製作 |
量産するリングの基になる型を作ります。 |
| 2.ゴム詰め |
湯道を原型とつなぎ、やわらかなシリコンゴムに挟みつめる。 |
| 3.ゴム切り |
メスでゴムを切り開いて原型を抜く。 |
| 4.ワックス注入 |
中が空洞なゴム型に溶けたワックスを注入する。 |
| 5.ワックスの取り出し |
ワックスが冷めて固まったら、ワックスを取り出します。 |
| 6.ツリーの製作 |
ツリーのようにたくさんのワックスをつける。 |
| 7.脱泡、埋没 |
埋没剤(石コウ)を流しこむ。 |
| 8.脱ロウ、焼成 |
電気炉で脱ロウ、焼成をする。 |
| 9.鋳造 |
溶かした地金を型に流し込む。 |
| 10.型から取り出し |
鋳造されたたくさんのリング |
| 11.仕上げ、完成 |
湯道をきり、バフ等をかけ、洗浄して完成です。 |
エレクトリックフォーミング法(電気鋳造)は、メッキの原理を応用し、跡で溶かし出すことの出来る母型の表面に厚いメッキをする方法です。
厚さは150〜300ミクロン位で、普通は厚メッキでも1ミクロン程度しかつけませんが、コンピュータ制御で均一にメッキする、新しい量産加工法といえます。 |
| 1.原型の製作 |
銀(銀や真鍮)を使い手作りでつくります。 |
| 2.母型の製作 |
ゴム型の中に、遠心鋳造法により低融点合金(鉛と錫の二元合金)を流し込み、母型をつくります。 |
| 3.前処理、金メッキ |
熱伝導を良くする為前処理として銅メッキをし、コンピュータ制御で電流、液温、メッキの厚さを管理しながら金メッキします。 |
| 4.母型除去 |
母型の穴から加熱して中にある低融点合金を溶かし出し、さら酸により完全に母型を除去します。 |
| 5.熱処理 |
約400〜500℃で30分程加熱し、電気鋳造でできた歪をとり強化します。母型を出した穴をふさぎ、パーツをロウ付けします。 |
| 6.仕上げ、完成 |
バフ等をかけ、洗浄して完成です。 |
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